40代Web制作で月20万円は可能か?副業とフリーランスの現実ライン

40代でWeb制作を始めて、月20万円を目指す。

正直に言うと、簡単ではありません。

副業で月20万円を達成したとき、私は約120時間働いていました。

単価12万円と8万円の案件が重なり、なんとか到達した金額です。

「時給2,500円で80時間働けば20万円」

そんな計算は机上の空論でした。

しかし、不可能ではありません。

副業とフリーランスでは難易度がまったく違います。

この記事では、私の実体験をもとに、40代Web制作で月20万円が“可能になる条件”を現実的に解説します。


結論:40代Web制作で月20万円は可能。ただし「構造」が必要

40代未経験からWeb制作を始めても、月20万円は到達できます。

ただし、才能や根性ではありません。

必要なのは、

・経験値

・案件の回し方

・単価設計

・ポジション取り

です。


副業で月20万円を達成したときの現実

私が副業で月20万円を超えたとき、作業時間は約120時間でした。

内訳は、

・12万円の案件

・8万円の案件

・細かい修正案件

精神状態は極限。

休日もほぼ作業でした。

一度は到達できます。

しかし、これを毎月続けるのは正直きついです。


なぜ「時給2,500円×80時間」は成立しないのか

よくある計算はこうです。

2,500円 × 80時間 = 20万円

理論上は可能です。

しかし未経験から1年未満の段階では、

・コーディング速度が遅い

・詰まる

・調べる

・手が止まる

結果、120時間かかる。

問題は「時間単価」ではなく「経験値」です。


副業で月20万円が難しい理由

① 経験値の壁

制作会社で数年経験がある人なら80時間で届く可能性があります。

しかし未経験スタートでは時間が倍かかる。

ここが最大の壁です。


② 単価の壁

副業で月20万円を作るには、

・10万円案件 × 2

・5万円案件 × 4

が必要です。

本業を抱えながら10万円案件を2本同時は、かなりのリスク。

納期が重なれば崩れます。


③ タイミングの壁

副業は「時間の余白」が少ない。

案件が1週間ずれていれば楽ですが、同時進行は危険。

2つ重なったらアウト。

これが副業のリアルです。


フリーランスで月20万円が安定した理由

フリーランスになって変わったのは、技術ではありません。

「案件の回し方」です。

・納期が近いものから初稿を出す

・確認期間中に次を進める

・マルチタスクを避ける

これに慣れたことで、案件を断らなくなりました。

一時は5案件同時進行も回せるようになりました。

時間を確保できれば、20万円は通過点になります。


月20万円を安定ラインにする条件

安定のカギは「リピート」です。

継続的に案件をくれるクライアントが4〜6人いれば、

営業を止めても案件が入ってくる状態になります。

「この案件できますか?」

と向こうから連絡が来る状態です。

ここまでくると、月20万円は安定ラインになります。


では、その4〜6人はどうやって作るのか?

最初からリピートをくれるクライアントはいません。

私の場合、副業2〜3か月目に

クラウドソーシングで初案件を獲得したデザイナーさんが

最初のリピートクライアントになりました。

1件目は約15,000円の格安案件でした。

しかし、納期を守り、丁寧に対応した結果、

2件目の依頼が来ました。

単価は倍に。

3回目も依頼が来て、さらに単価が上がりました。

その後、

「直接取引しませんか?」

と声をかけていただき、

初の10万円超え案件へ。

今でも継続的にいただいています。


紹介が連鎖し始める瞬間

そのデザイナーさんが、

「いいコーダーさんいますよ」

と別の方に紹介してくれました。

そこからさらに紹介が広がり、

3〜4人のクライアントと継続関係ができました。

このあたりから案件が安定し始めます。


成果物が増えると世界が変わる

案件が増えると何が起きるか。

「見せられる実績」が増えます。

最初の頃は、

・自分で作ったポートフォリオ

・テストで作った架空サイト

これしかありませんでした。

しかし実案件が増えると、

「実際に公開されているサイト」

を見せられるようになります。

クラウドソーシングで応募する際も、

実績の質が変わる。

当然、受注率が上がります。

そこからまた新しい直取引が増えていきました。


最初の1件目を取るなら「デザイナー」がおすすめ

1件目をどう取るかも大事ですが、

実はもっと大事なのは

「どんなクライアントと組むか」

です。

私個人的におすすめなのは、

デザインを専門にやっているデザイナーさん

です。


なぜ制作会社よりデザイナーなのか

制作会社からの案件ももちろんあります。

しかし制作会社は、

・営業

・ディレクション

・デザイン

・コーディング

と複数人が関わるケースが多い。

人が増えるほど、

当然中間マージンが発生します。

その結果、

コーディング単価は下がりがちです。

最初はご祝儀的に

少し高めで出してくれる場合もあります。

しかしリピートを重ねると、

「この金額でやれますか?」

と、徐々に単価が下がるケースもあります。

特に、

・一人制作会社

・営業とディレクションだけ担当

という形態だと、

構造的に単価は抑えられやすい傾向があります。

案件数は多いかもしれません。

しかし単価は伸びにくい。


デザイナー案件が良質になりやすい理由

一方で、デザイン専門の方は違います。

デザイナーは、

・紙媒体

・バナー

・Webデザイン

など幅広く活動しています。

Web制作を依頼されたとき、

「コーディングができない」

と断ると案件が飛ぶ可能性があります。

だからこそ、

信頼できるコーダーがいるかどうかが重要

になります。

デザインが完成するまでに

コーダーを探すのは大きな手間です。

ここで、

「この人に頼めば安心」

という存在になれれば、

パートナーになります。


実際に起きたこと

私の最初のリピートクライアントは

デザイナーさんでした。

15,000円の格安案件から始まり、

・2回目は単価アップ

・3回目も単価アップ

・その後は直接取引

・初の10万円超え案件

へとつながりました。

さらに、

「いいコーダーさんいますよ」

と他のクライアントにも紹介していただき、

そこから広がりました。

デザイナー案件は、

20万円案件なら

デザイン10万

コーディング10万

のように、折半になることもあります。

信頼関係が深まると、

打ち合わせに同席させてもらい、

こちらの取り分が多くなることもありました。

これは信頼の証です。


ただし注意点もある

デザイナー案件には注意点があります。

再現性が厳しい。

デザインへのこだわりが強い方が多い。

・1pxのズレ

・フォントの微調整

・余白の違い

修正は細かく入ります。

忠実に再現できないと、

信頼は積み上がりません。

しかし逆に言えば、

再現力が高いコーダーは

重宝されます。


40代が強い理由

ここで40代の強みが出ます。

・責任感

・社会人マナー

・丁寧なメール

・約束を守る姿勢

デザイナーさんは

パートナーを求めています。

単なる作業者ではなく、

一緒に案件を回せる人。

この関係を築ければ、

20万円の安定ラインは一気に近づきます。


40代未経験なら、まずはコーディングが現実的

「Web制作」と一言で言っても、

中身は大きく4つの工程に分かれています。

・営業

・ディレクション

・デザイン

・コーディング

そして実際には、

それぞれを専門にしている人がいます。

営業だけをやっている人。

ディレクション専門の人。

デザイン専門の人。

コーディング専門の人。

つまり「Web制作」と言っても、

全員が全部やっているわけではありません。


なぜコーディングが再現性が高いのか

この工程の中で、

私が最も再現性が高いと思うのがコーディングです。

理由はシンプルです。

コーディングは、

正しく書けば正しく表示される世界

だからです。

もちろん難しさはあります。

しかし、ルールが明確です。

・タグを閉じなければ崩れる

・CSSを間違えれば反映されない

・コードが正しければ正しく動く

ある意味、非常に論理的な世界です。

一方でデザインはどうか。

デザインは抽象的です。

・センス

・世界観

・バランス感覚

・トレンド

こういった要素が強く求められます。

短期間で学習して

収入につなげるには難易度が高い分野だと私は感じています。

もちろん不可能ではありません。

しかし、短期でマネタイズを狙うなら

コーディングの方が現実的だと思っています。


上流工程は必ず「打ち合わせ」が発生する

営業、ディレクション、デザインで案件を取る場合、

必ず打ち合わせが発生します。

・ターゲットは誰か

・構成はどうするか

・色味はどうするか

・競合はどうか

クライアントとのやり取りが頻繁に必要になります。

これが悪いわけではありません。

ただ、時間はかかります。


コーディングは「決まったものを形にする仕事」

一方、コーディングを専門にすると、

完成したデザインが回ってきます。

「このデザインでコーディングしてください」

という形です。

制作会社であっても、

営業

ディレクション

デザイン

コーディング

という流れになります。

つまり、

ほぼ決まったものを実装する仕事です。

もちろん細かい確認はあります。

しかし、基本は「形にする」ことに集中できます。


リピートが回ると営業がほぼ不要になる

コーディング特化の強みはここです。

デザイナーや制作会社からリピートが回り始めると、

営業をほとんどしなくて済むようになります。

「この案件、いくらでできますか?」

と連絡が来る状態になります。

上流工程の人たちは、

リピートがあっても

必ずクライアントとの打ち合わせが発生します。

しかしコーダーは、

デザインが確定した後にバトンを受け取るポジション。

打ち合わせの負担が比較的少ない。

この差は大きいです。


初稿を出した後に“時間が生まれる”

コーディングの面白いところは、

一通り完成させて初稿を出すと、

確認期間が発生することです。

デザイナーやディレクターが

クライアントに確認を取る。

この間、少し時間が空きます。

もし1人で営業からデザイン、コーディングの全てをやっていたら、

自分で確認し、修正し、やり取りをする必要があります。

しかしコーダーの場合、

確認工程は上流側が担当することが多い。

その間に次の案件に着手できます。

この構造が、案件を回せる理由の一つです。


だから私はコーディングを勧める

もちろん、将来的には

単価の限界や収入の上限も見えてきます。

これは正直に書いておきたい部分です。

コーディングのみで稼げる金額は、

月50万円前後が一つの上限ラインではないかと私は思っています。

仮に時間単価を2,500円とすると、

2,500円 × 200時間 = 50万円

月200時間は、

ほぼフルタイム以上の稼働です。

もっと速い人、

もっと単価を上げられる人は

これ以上いく可能性もあります。

しかし、

「コーディングオンリー」で考えた場合、

このあたりが一つの現実的な上限値だと感じています。

制作会社のように

組織で回すわけではなく、

一人で実装し続ける限り、

時間と体力には限界があります。


だからこそ、順番が大事

では、最初から上流工程を目指すべきか?

私はそうは思いません。

まずは月20万円を安定させる。

そこで、

・案件の回し方

・リピートの作り方

・実務経験

・信頼の積み上げ

を学ぶ。

その後、

・ディレクション

・デザイン

・マーケティング

・単価交渉

・自社案件

と広げていけばいい。

いきなり全部をやろうとすると、

学習量も負担も一気に増えます。

まずは「再現性の高い工程」から入る。

コーディングは、その入口として非常に優秀です。


まずは20万円を作る

40代未経験からスタートするなら、

いきなり100万円を狙う必要はありません。

まずは月20万円。

安定して20万円を回せるようになれば、

景色が変わります。

そこから先は、

選択肢が広がります。

上流へ行くのか。

単価を上げるのか。

仕組み化するのか。

順番を間違えなければ、

十分に現実的な40代からweb制作で副業・フリーランスを達成するルートだと

私は思っています。

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